勉強も仕事も趣味もスポーツも本気で取り組むから面白い。
余裕で出来ることを本人の範囲でやったって感動はない。
走ったことのないフルマラソンやトライアスロンを完走した時の感動はなかなか大人になってから体験できるものではない。
昨日のブログでも書いたが大人になったら本気でやるチャンスが少なかったりする。
良い高校に入り、勉強して良い大学に入って、良い企業に入ってからはエスカレーターのように社会人生活が始まる。
副業や起業が一般的になってきているが、最初に乗ったエスカレーターに定年まで乗り続けるのが楽だし、挑戦しなくても良いストレスも少ないかもしれない。
これは個人の価値観なので良い悪いではない。
良い企業に入ってお給料をもらって家族を養うというのも立派な事。
心から本当に素晴らしいと思う。
自分は何だか満足できない性分なので何かに挑戦したい。
達成した後の景色が違うからだ。
フルマラソン完走後はフルマラソンというのがどんなものか分かるし、ギネス記録をとった後は準備すればギネス記録なんて取れるのが当たり前になる。
山を頂上まで登ったら、そこからはもっと高くて綺麗な山がたくさんあった事に気付ける。
今まで手に届かなかったものが当たり前になり、次のステージが用意されている。
ただそれを味わうには何度も「できない」を味わったり、途中で投げ出したくなったり、自分にはできるのか…と思ったり、試行錯誤しながら達成に向かっていく。
その過程は本人は本気なので面白かったりする。
そしてその瞬間が知らず知らずのうちに成長している。
後から振り返ってみても良い思い出になる。
大人になってから成長する秘訣はやはりチャレンジにある。
大人は行きたいところに行く自由がある。