人間は実践⇒思考⇒知識の順番で学ぶと賢くなるそうです。
また赤ちゃんの手遊びは脳みその発達に役立っているそうです。
私は勉強がおそらく人より好きなタイプですが、それゆえに頭でっかちになる傾向がありました。今振り返ると本で学んだことを現実に適用してもうまくいかなかった事が多いように思えます。頭から知識を入れる感じです。もちろん勉強したことで学歴がついたことやある程度の資格であれば、行きたいポジションに就くという事にも資すると思いますので勉強はいけないわけでは決してありません。勉強は素晴らしいです。
私の場合は実践←思考←知識という逆流パターンでした。
ただ上記の「人間は実践⇒思考⇒知識の順番で学ぶと賢くなる」という方が感覚的にはその通りだと思いました。仕事の場は実践の量が大きな割合を占めています。現実の仕事の場で学んだことで飯が食えるわけです。身体で学んだ知識や物事の本質は他の事にも流用できるわけです。
営業をやる人であればお客さんの心の襞を探りながらトークしていくような所があります。これは学校では教えてくれません。ただ営業をやったことがない人でも現場に出て場数を踏むことで身体に覚えさせる事ができます。
経理等の事務方の人も実務でやったことや経験したことだと本で学んだ時もこれやったなとスムーズに理解ができます。
何が言いたいかというと「実践⇒思考⇒知識」の順番で現実はやるべきだという事。特に「頭の良い人」はある程度、先が読めてしまう、算盤を弾けてしまう面があります。これは良くも悪くも勉強をしたからだと思います。でも新しい事や自分がした事がない事に対してはこれは機能しにくい。
スポーツに当てはめるとすごく分かりやすいと思います。皆さんも多少のスポーツはしたことがあると思います。
例えば野球のバッティングだとピッチャーが投げた球をバットにバッチリ当てて遠くに飛ばす必要があります。
水泳のクロールだと体幹を使って身体を水面に対して平行にして水を掴むように腕を回して速く泳ぐ必要があります。
もちろん本で学ぶことも上達には繋がると思いますが、なかなかできるようにはなりません。曖昧な表現になっていきますが、「身体が覚える」わけです。
言い換えると「身体がその動きに慣れる」わけです。
(ここから理系の話が分からない私の話はぶっとんでいきます)
人間の頭からつま先には神経が通っています。神経は脳みそに繋がっているようです。
神経の量というのは頭にある量より身体にある量の方が多いと思います。
「反射神経を鍛える」という言葉がありますが、あれは多分、身体からの動きを神経と脳に覚えこませる反復運動だと思います。
受験勉強をした事がある方だと問題を目にした瞬間にペンが動き出す事があります。頭で考えなくても手が覚えているように解答をスラスラ書ける事があります。多分これは身体から取り込んだ動作を脳が覚えている状態だと思われます。
イチローの動作は……と調べた所、良い記事があるじゃねぇか…。
完全に私の文章よりもこっち見た方がいいですわ。
イチローが「一連の動作」を変えない理由 | プレジデントオンライン
(この記事が出てきてから、何だか無力感を感じてしまいました笑)
だから基本的には
身体⇒脳みそという反復活動(実学)を8割。
脳みそ⇒身体(座学)を2割。(パレートの法則だと変な話になっちゃうけど)
ぐらいが良いと思う。
アスリートがやるイメージトレーニングというのは身体でできない部分を脳みそで動きを補足する事だと思います。
初めての事や新しい事に対してはとにかく量!!
賢く楽したいところですが、それは量をやってから。
量質転換の法則という言葉もあるくらいですから。
量をやって実践で現実を捉えましょう。
経営をしたことがない経営コンサルタントは座学が10割なわけです。
だから理屈っぽくて使えない。現場の人に響かなかったりするんだと思います。
まぁ今日のブログ自体大変理屈っぽく私自身も頭でっかちになりがちなので戒めの意味で。日常生活では実践の量を増やし、効率的に賢くなってまいります。
(おわり)