知り合いから電話がかかってきた。
その同僚の人が給料が上がらないから辞めるそうで、その人を慕う私の知り合いも辞めるかどうか迷っているそうだ。ちなみに私は現在、無職です。
私は大学時代を含めると3社の会社を経験している。
マイナスの辞め方とプラスの辞め方があると思う。
マイナスの辞め方というのはあまり説明するまでもないが、自分の能力不足による「逃げ」が原因のもの。
今の業務が辛い、成績が上がらない、景気が悪い…
など原因を他に置いている辞め方はあまり将来にプラスにならない。
どこかで同じ事象に突き当たる。それは自分の能力不足が招いている事なので他の会社に行った所で同じ事象にぶち当たる。その壁を超えることができれば、仕事も面白くなり、次のステージが見えてくる。
プラスの辞め方は成長を求めて退職する辞め方。
やりたいことが見つかった!
どんな状態になってでもいいからそれを成し遂げたい!
もっと成長してもっと給料が欲しい!その為に留学したい。
若いうちはチャレンジが全て学びに繋がる。その時の判断が悪かったとしても学びが手に入る。それは変化しなければ得られないものだ。
辞めていく人に対して後ろ指を指す人間は成長する事を放棄した人間だ。
市場原理からいって出来る人間に対しては報酬が高い。
それはその人が努力をした対価だから年収が上がっていくのは自然だと思う。
若いうちにチャレンジしなければいつするのかという感じだ。
そうこう言っているうちにオヤジになってしまう。
こんな人間になりたいと思って行動しない限り、理想には近づけない。
こんな人間になりたいとすら思わない人間は何者にもなれない。
意図して行動したことしか実を結ばないと思う。
話を戻すが、会社を変えない限り、給料は期待していたって変わらない。
利益を還元するような賃金体系なら本人の努力で変わるかもしれないが、整備されていないような会社であれば、上がらない。というか経営上、そんなころころ変えられない。経営者はそんなことは従業員に対しては言いにくい。
会社と従業員の成長は競争であり、個人の成長が上回れば勇気をもってそこを飛び出すのは従業員の責任だ。言い換えるなら経営者と従業員の競争だ。従業員は勇気があればリスクをとって飛び出すべきだ。
リスクが怖ければ、そこに留まっていればいい。そこに留まるというのも本人の選択。
日本人は真面目で素晴らしい美徳もあるが、勇気を発揮すべきところでは発揮すべきだ。
20代、30代は思いっきりチャレンジすべき。
40代、50代ではチャレンジしたくても出来なくなってくる。
家族が出来たり、守るべきものができるからだ。
「あの時チャレンジしていれば俺の人生はどうなっていたか」とオヤジになってから言うのは絶対に嫌だ。
チャレンジは若者の特権なのだ。
お金は取り返せるが、時間は永遠に帰ってこない。