エイチマンのブログ

トライアンドエラーそしてサクセス

会計を好きになるまで①

今日は身の上ネタです。

 

今では会計に関する仕事をしたいと思うようになっていますが、それまでは会計はあまり好きではありませんでしたし、自分には向いてないとすら思っていました。ただだんだんと好きになっていったプロセスを書いてみたいと思います。

 

私は大学時代、経済学部にいましたが、会計の授業をとったことはありません。大学時代はベンチャー企業で4年弱インターンシップをしていました。私立なので授業を固めて会社と大学に行ってました。だからお勉強は全くしていません。。。英語が好きだったのとバリバリ働いて早く成長したいという理由で商社に入りました。

 

内定者の期間に簿記3級をとりなさいという会社からのお達しがあったので大学の図書館でちょっとイヤイヤ勉強したのを覚えています。借方貸方の区別がつかず、これ受かるかな…と思いながら受けて何とか73点で合格しました。

 

入社後、新入社員研修を受けていざ配属発表の時。

社長から賞状をもらうように辞表をじきじきに頂きました。

 

「総務部総務課への勤務を命じる」

 

あれ、俺営業じゃないんだと思いました。同期のほとんどは営業職で私以外に1人人事部に配属されました。大学卒業したての私は総務部って何?って感じでしたが、とにかくいろいろ経験させて頂きました。

 

その会社には経理部はなく、総務部が兼部?している会社だったので決算書や株主総会までもやりました。その会社で3年働くと他の会社で6年働いたことになるという就職情報誌に載るような会社で配属後もガンガン仕事を任されました。

 

当時は数字をまとめるのにとにかく必死でした。経理の仕事って1円合わなくてもダメなので大雑把な私には辛かった記憶があります。エクセルのバグで0.0000009合わなかったのを一日使って原因を調べたのも良い思い出です(笑)自分には会計は向いてないよ、と当時は思っていました。

 

私にとって初めて会計の業務で感動した事がありました。

 

それは本決算の時に決算書をまとめていって法人税の算出を実務でした時、税額が出た時に会社ってこうやって社会と繋がっているのか!会社ってすげー!!と思った事です。

 

数字を扱っていましたので売上から納税までの流れが実務で分かりました。まるで漏斗に入れた水が集まって下から出ていくような感じ。(実務やる人なら何となく分かってもらえる…かも?笑 全部は出ていかないけど)

 

総務部に配属されると簿記2級の取得は必須なのでイヤイヤ勉強しました。その甲斐あって3回簿記2級には落ちました。後輩君が入ってきて、次で受からないと後輩に抜かれる!という、先輩としてのメンツをかけて勉強した結果、何とか後輩君と同じタイミングで合格できました(笑)73点だったと思います。

 

経理で3年経つと一人前とみなされて営業部署に配属されるのがその会社の伝統でした。当時、自分は専門性を磨いたり、手に職で食ってみたいという気持ちがありました。大学時代に働いていたベンチャーの経営者に憧れていたというのもあります。

 

またその会社はその地方ではネームバリューがありました。○○株式会社のエイチマンという○○株式会社という看板が外れたら俺は何者なんだろう、自分はどの程度の実力があるんだろうと思うようになりました。経理の仕事も他の同期と比べたら、地味だし、事務員さんみたいだし、俺じゃなくてもいいじゃないのかなとも思ってました。(事務員さんに失礼だろ!)

 

当時は未熟でした。

 

そこで私は当時、付き合っていた彼女とも別れるという人生の転機を迎え、いずれは辞めて自分の理想に向かって生きたいと感じていたので思い切って退職届けを出しました。

 

(つづく)