エイチマンのブログ

トライアンドエラーそしてサクセス

USCPAって意味あるのか?

今日はUSCPAの転職市場における価値について。USCPAってちまたでは色んなウワサが流れています。取得しても意味無いんじゃないかとか、日本では独占業務が無いから取っても無駄だとか、マイナスな情報が流れているのも事実です。

 

私も転職活動中にUSCPAをよく知らない人から「何でUSCPAなんか勉強してるんだ。時間の無駄でしょ」みたいな言葉をかけられました。(かなしす)

 

先月、転職活動をした私が新鮮ピチピチな情報をシェアしたいと思います。

結論から言いましょう。

 

大手会計事務所では

 

「USCPAの人、超欲しい」

 

そうです。

 

というのも大手会計事務所のクライアントは大規模な企業が多いので当然、グローバルに展開している企業が多いです。IFRSの導入がどんどん進んでいるようで英語と会計ができる人材がそもそも転職市場にいないとのこと。

 

かなり単純に結論書きましたが、正確に書いておきます。

 

USCPAを持っているから採用というわけではありませんが、求められている人物像としては下記3点。

 

①英語と会計の素養

②社内外、国内外と折衝できるコミュニケーション能力

③バイリンガルだと最高

 

(※ちなみに私が勤める部署は監査の部署ではありません。監査をやりたいとなるとJCPAかUSCPAが必要だと思います。USCPAは求められることが違うので日本での監査だと少し土俵が違うような気がします。)

 

この3点が満たされていないとダメかというとそうでもありません。人間ってそんな単純に判断できるものではありませんし、面接で総合的にしっかり見られますので。

 

私はUSCPA科目合格ですし、バイリンガルでもありません。

ただ日本の経理の実務経験は少しだけあります。

コミュニケーションはぼちぼちです。

 

実務経験というのは他のスキルでカバーできるかもしれません。IFRSの導入の実務なんて私自身やったことないですし。。。

 

USCPAだから採用!というわけではなく私の考えではUSCPAの勉強をやる人は下記の傾向がある人なのではないかと。

 

・会計と英語に抵抗がない

・言語(英語)がおそらく好きだろうからコミュニケーションも抵抗がない

・向上心がある

 

転職活動中にいろんな人と話して感じたのは、必要とされる人材が変わってきているなという感覚。人材も一商品と考えるとその時に求められる人材というのは常に変化していきます。看護師が仕事に困らなかったりするように。

 

一昔前でグローバルに展開している企業が少なかった日本であればUSCPAってなんでっかレベルだったかもしれないですが、グローバルという言葉が死語なりつつある今は地球レベルで英語と会計ができて普通みたいな時代の真っ只中にいる気がします。日本が変化についていけず遅れているだけかもしれません。

 

英語も会計も基本的には全世界共通なのでUSCPAという勉強は非常に有意義だと私としては思います。

 

ただ注意した方がいいのは自分の行きたい企業とUSCPAの相性がいいかはしっかり検討した方がいいかもしれません。

 

英語を使うクライアントがいない法人にUSCPAを持って行っても税理士か日本の公認会計士とってきてよと言われます。ま、そりゃそうだ。中堅のコンサルはそんな感じでした。USCPAホルダーを持っている人がその中にいたとしても、税理士や公認会計士をもった人が+αでとっている印象でした。

 

当たり前ですが人事部がUSCPAにそもそも価値を認めない企業であればUSCPAは相対的に価値がありません。

 

ちなみにこの情報は関東でも関西でもないエリアの話です。

大手会計事務所の採用は東京で一括してやっていたり、地方事務所毎に採用活動をしていたり法人によって方針がバラバラです。この「方針」はエージェントさんが詳しいと思います。方針に合っていなければ、そもそもはじかれる可能性があります。

 

あと注意した方がいいのがUSCPAの価値が分かる転職エージェントさんについてもらう事。転職活動をリードしてくれるエージェントがUSCPAについて知らないと話がごちゃごちゃになります。 

 

国内のUSCPA転職事情なら「SACTの田島さん」が詳しいと思います。私もスカイプや電話で何度かお話させて頂き、今回直接お世話にはなりませんでしたが、USCPA転職については専門でやられているだけあり、国内USCPA転職事情についてはかなり情報通な印象も受けました。そして何より誠実なお方だと思いました。是非お力を借りましょう。

 

メインの都市圏ではない私の地域でもUSCPAの価値が認められているので関東・関西ではいわずもがなではないでしょうか。実際、関東と関西の求人はめちゃくちゃあって羨ましすでしたが、私は自分の地域が良かったのでそこで頑張ることにしました。もしかしたら中小の法人でもUSCPAの需要はこれから高まってくるかもしれません。実際、中小監査法人の代表をされている知り合いの方もUSCPAの人採ろうかなぁと仰ってました。

 

USCPAいいぜ!って言ってますが、USCPAを持っているから重宝される時代も変わる可能性が十分あるということ。時代は常に変化しているということ。だから大事なのは枝葉末節ではなくて常に時代に合わせて自分を変えていける人間かどうかだと私は思います。

 

いろいろ書きましたが、私個人としてはUSCPAは非常に有意義だと思います。

 

圧倒的に日本の公認会計士も不足しているとのことだったのでUSCPA終わったらそれも検討します。

 

ネガティブな情報を流す人はたいていUSCPAの勉強をしていない人かもしれません。

ポジティブな情報ってなぜかネガティブな情報に負ける傾向がありますが、エイチマンウソつかないですので。

USCPAで良い思いした人はUSCPAのおかげだってよく言うし、よく分からない事については人間悪く言う傾向ありますよね。

あの時、やっといて良かったと自分の選択を正解にすれば良いだけの話。

USCPA受験生は自信をもって勉強に邁進しましょう。

転職活動中に最もUSCPAの価値を認めてくれたのは他でもないその法人でした。

 

全科目取ったぜ!みたいな体で書いてますが、全然終わってないので引き続き私も頑張ります。